お酒が強い人と弱い人の差とは

酒の分解過程

お酒はどのような種類でも、アルコールを含んだ飲み物は体内にはいると分解されます。
このアルコールは、肝臓で分解されることとなり、分解過程ではアセトアルデヒドという毒素が発生します。
アセトアルデヒドは、酵素によって無害な物質に分解されます。

お酒を飲んでも人間が平気でいられるのは、アセトアルデヒドを分解する酵素が体内にあるためであり、アセトアルデヒドによって二日酔いにもなります。
この酵素はアセトアルデヒド脱水素酵素という名前であり、これが体内で働くためにアルコールも上手く無害な物質に分解できます。
そして最後は尿として排出されます。

分解時間は、お酒の種類や量にもより、平均でビール500mlを1本飲むと4時間、日本酒180mlを1杯飲むと3時間、ウィスキー60mlを1杯飲むと3時間かかります。
これは体重でも個人差があり、体重の多い人ほど分解は早いです。

アセトアルデヒド脱水素酵素

お酒に強いか弱いかは、アセトアルデヒトを分解する能力が高いかどうかで決まり、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きが強いかどうかで決まります。
お酒を飲んでも顔が赤くならないなどのことは、まったく関係がありません。

日本人の場合は、働きが強い人が全体の50%、働きが弱い人が45%、まったく働かない人が5%の割合になっています。
意外なことに、酵素がまったく働かない人がいるので、お酒自体飲めない人もいます。
そして黒人や白人は全ての人が、酵素が働くようになっています。
もしも酵素が働かない人などは、アセトアルデヒド脱水素酵素を含むサプリメントで補うという方法もあります。

お酒は飲んで練習すれば強くなるという人もいますが、これは全くのデタラメです。
いくら頑張っても体内の酵素の量は多くはなりませんので、お酒に弱い人が沢山酒を飲むと、肝臓にダメージを与えて病気になる可能性もあります。
この酵素はメチニオンという物質から作られるので、普段の食事から摂取して肝臓に酵素を蓄えておくという予防措置は可能でしょう。

アルコールの分解も飲んだアルコールを全て一度に肝臓で分解されるわけではありません。
分解能力も決まっていますので、肝臓で分解できなかったアルコールは一度血液に送られて循環し、そしてまた肝臓に送られて分解ということを繰り返します。
大量にお酒を飲むと分解に1日近くかかることもあります。
分解するのに時間がかかるために、その人の許容量以上のお酒を飲むと、時間差によって二日酔いになってしまうのです。
もしも自分がお酒に弱いか強いかを知りたいというなら、DNA検査やアルコールパッチテストなどの方法で知ることが出来ます。
パッチテストは自分でも行えます。